今日は自宅サーバにUPSを取り付けた

残念ながら地震の影響で福島原発を含む東京電力の発電能力がかなり低下してしまうようだ。対策を見ていると、どうも近々に復旧の見込みは無いようで、電力が足りないことが長期間続くことになる。政府が節電の呼びかけとともに、輪番停電を実施することを予告している。 確かに節電はやりたい。被災された方には心からお見舞いしたいし、時間の許す限り貢献したいと思う。人によってはこんな時に自宅サーバなんてもってのほかという人もいるだろう。でも現時点で家の中の全てのデータ、メール、インフラの制御を全て自宅サーバにやらせている俺としてはサーバは可能な限り落としたくないものだ。なのでUPSを買って、停電時には自動的にシャットダウンし、復電時には自動的に稼働を開始することにした。 UPSはCyberPower社のBackup CR900(型番: CP900SW JP)を買った。ヨドバシカメラで22,000円程度。出力も540Wと値段にしては非常に大きい。Linuxに対応していることも選択のポイントであった。ただ、実際に試験していると100Wほどの負荷であるのにバッテリの減衰は思った以上に速い。10分保てば御の字、といったところ。それでもその間に正しくシャットダウンし電源を停止すれば、データは守られる。 電源の接続自体はなんのことはない。ソフトウェアはホームページからLinux(32bit/64bitあり)をダウンロードすることができる。俺の場合はtarballをダウンロードしCentOS5.5に入れた。USBケーブルでUPSとサーバを接続する。特に問題なく動作する。(素晴らしい!) UPS運用のキモは自動シャットダウンと復電後の自動起動だと思う。各ハードウェアのBIOS設定(復電時に自動的に電源を入れるようにする)、各VMの起動、起動後のサービス動作確認など、スクリプトを作り込み細かな調整をして何度も試験すべき。最終的に電源を抜いて正常シャットダウン、電源を刺して各サービスまで含めて正常起動するようスクリプトを作り込んだ。停電時、サービス復旧時にはSMSでiPhoneにメールも飛ぶようにした。 こちらの準備はOKだ。いざ停電のある世界へ!

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